ひざまし見え太郎

たちどころによくなる

下書きになんかあった、古いもの

親に合わせてものすごい大股で歩いてる3歳児が、誰よりも多くを持ってる

 

私は何をしてこんなに失ったのか。もともと何をも持ってなかった。もともととか幼い頃とか何歳までとか、知ったように時点を設定するのもなんかキモいし億劫で遠い、覚えていないので。人生の初めがあるとして、排出率の説明もなく引かされたガチャで得た、諸々の所持量だ。嘘をつかれ続けてきた

 

人生は歌詞ではないが、大抵の歌詞とメロディーに作者がある。畑亜貴とか。人の声はキモい。風の中のすばる。音楽なんて電車の中でしか聞かない、そんな私たちに祝福をあげる。目を潰さないと雑踏を歩けない。視界を塞いで立ちはだかる透明な手の平。それが全世界。幻覚だと分からないの。

耳にぶっとい指向性の針刺してくる意地汚い、下世話な、喧しいポップスを早く法で規制してほしい。あと、蛆虫みたいに湧いてくるクソくだらない楽想も。自分の中に生起したからにはつまんないってことは分かる。そんなのに気を割きたくない。5度か4度か3度でハモればだいたいどうにかなるんだよ。それって全部だな。

 

遠さの均整なんだろうなってことは分かるが、それを作るために割けるメモリがない気がする。山田さんが水の戯れを気に入ったことはよく覚えてる。俺が弾かなくたっていいんだ。

 

何もしてないのに奪われていく。