ひざまし見え太郎

たちどころによくなる

前項の蛇足

それはそれとして、他人を絡めるとちゃんと報酬系が稼働する自分への失望。他人が有限のリソースなのは、凡人にとってだけだ。凡人。それでも、自分が自分のままでいること、自分のまま地に足をつけることは難しくて確率的に珍しく、それができるだけでも案外快いのだ、だからどうにか生活をやろう、みたいな気持ちがある

 

 

そして生活は続くという露悪。肉体の内側にしか存在しないことの不自由。とにかく自分にわかることしか自分にはわからなくて、不自由を嘆くようなほんのしばらくの空隙を、もうそれだけで愛するしかないんじゃないかな。でも、連綿の日々の雫から知っていることのうちには、いくつか輝く美しいものもあって、一つには君との友愛と、夏、誰もいない屋上の青い風